こんにちは、工務部のHです。
最高気温が日ごとに下がり、とても寒くなってきましたね。
寒くなると空気が乾燥し、加湿器がフル稼働するおうちも多いかと思います。
加湿器にアロマオイルを含ませてお部屋に充満させる…
という素敵なお部屋に憧れます。
ところで、この『いい香りがする』という感覚、
アロマオイル以外にも味わうことができます。
それが、杉やヒノキを利用したおうちづくりです!
杉やヒノキには、森林浴と同じようにリラックス効果がある成分 ピネン が含まれています。
この香りは住んでいると徐々に慣れてきて香りがしていないように感じますが、
人工的な香りとは違い、実は10年後、20年後でも続いているんです。
先日、入居済みのお客様宅に伺ったときに、
「来客が香りを褒めてくれる事が多く、気持ちが暖かくなりました」
とおっしゃられていまして、
普段そのお宅で生活されていない方がいらっしゃると
一番気づきやすいということが実際にありました。
さて、ここからM様邸の続編です。
今回使用したのは15㎜厚のヒノキで、一等材という、
節(フシ)はあっても強さは変わらないものです。
節がないものの方がいくつかの効能がより優れているといわれていますが、
本物には変わりなく、コスト低減にもなります。
節が多い場合はカントリー調やアンティークがお好きな方などに好まれます。
お客様の好みにもよりますが、ちなみに当社では節があるものの方が人気があります。
節があると余計に一枚一枚が違う顔に感じますね。
現場では大工Oさんが選別作業を行っていまして…これが意外と難しいそうです。
「これはダメかな~」と大工Oさんが気に入らないものは、はねられています。
(…写真に写らないその横で「経費が増えていく…」とちょっと涙ぐんでいる監督の姿が…)
という裏話はさておき、当社には適材適所に木を使い分けることができる腕の良い大工がおります!
これもまた現場を離れた小話ですが、
ウクレレが好きな現場監督は木目や節がたまらないそうです。
弦楽器にも合板と無垢材(単板)がありまして、それが床材と似ており、
価格や耐久性・手入れの仕方も音も全然違うようです。
また、音をいい感じに吸収するため、フェスティバルホールの壁も無垢材です。
フェスティバルホールの壁…私はじっくりそこに注目したことがなかったので
そういう意味合いがあるのだと初めて知りました。
なお、杉やヒノキの無垢材は、
人の健康に様々な良い影響を与えていることが科学的な実験で示されています。
杉やヒノキには良質な脂分が含まれていて、
大腸菌・黄色ブドウ球菌やカビなどの雑菌の繁殖を抑えるそうです。
そのため介護施設やオフィスで使用されることも増えています。
さらに、杉やヒノキはシロアリに強いんです!
さらにさらに、夏は素足でもべたべたした感じがなく快適に過ごせますし、
逆に冬は温かみを感じます。
というのも、木の繊維の中に空気を多く含んでいるので
一般の床は熱が伝わりやすいのですが、杉やヒノキは熱が伝わりにくいんです。
アレルギーの方は粘膜が弱くて湿度に敏感な方が多いようなので、
現場監督は建物内に一日居ると体質が変わったように感じるそうです。
木の空間では湿度環境が保たれるので、空気中の菌・ウイルスなどが早く死滅するとか…
なってしまったアレルギーを治すことは難しいかもしれませんが、
症状を和らげたり予防にはとても良いんです。
杉とヒノキ…いいことしかありませんね!!
当社隣接のレンタルスペースでは、杉とヒノキの床材がどちらも体感できます。
(※要予約)
と、ちょっと某通販番組のように話が脱線してしまいました。
自然素材は[雨樂の家]に加入していて得意ですが、
自然素材の家しか建てない訳ではありません。
お客様のご希望をひとつひとつお聞きして、
お客様オリジナルな仕様でのリフォームが可能です。
もちろん新築も行いますので、
何かあればいつでも当社にお問い合わせください。
まだまだ続きます。
次回もお楽しみになさってください!!